ADC-Front mesh Pocket
バックパックを味変という新境地
“OGAWAND”のバックパックユーザーには待望のオプションパーツです。
UL系バックパックのアイコンとしての印象も強いフロントメッシュポケット。バックパックの開閉なしで気兼ねなくものをつっこめるというのは、やはり便利です。
今までは、カスタムオーダーという形でフロントポケットあり仕様のものを制作してきましたが、この後付け取り外し可能な「Front mesh Pocket」の登場で、さらなる自由を手に入れることができるでしょう。
余剰領域の有効性
ポケットの容量はおおよそ5〜6L程度。イメージ的には一般的なレインジャケットとパンツの上下セットであったり、ツェルト(またはソロテントのフライシート)+ペグ、ガイラインのセット程度、といった感じです。いずれにしても、そこまで大容量ではないので、あくまでもサブ的な扱いとなります。
しかし、一言で「サブ」と言っても、そのような余裕や余剰があることが、山行そのものの「ゆとり」につながることも事実です。本当はバックパックの中にしまいたいけど、形をつぶしたくないものや、濡れているもの、すぐまた使うかもしれないものというのは、何となくバックパックに入れにくい…。山行中はそういった「パッキングに悩む」ことが度々訪れます。そんな時に「とりあえず、ざっくりと入れておけるスペース」というのは、実際の容量以上に便利であることを、多くの人が実体験として感じているでしょう。そのような「余剰領域」を生み出すことが、このポケットの意味であり、価値であると考えます。また、「フロントポケットありきのパッキングを常としている」という方にも、このポケットは後付けパーツでありながら違和感のない装着で、自然な使いやすさを提供してくれることでしょう。
ただし、1点注意が必要なのが、バックパックのフロント部分というのは、身体から最も離れた場所でもあるので、あまり比重の重いもの(水やバッテリーなど)を入れると、歩行中に後下方に引っ張られやすく、肩の負担が大きくなるというデメリットも孕んでいます。ついつい何でも入れてしまいがちな人は注意が必要です。
アタッチメントらしくないアタッチメント
「ADC-Front mesh Pocket」は「OWN」と「Acperience」の共用タイプと、大型バックパックの「Goraon」用の2サイズ。どちらもバックパックの容量変化にも違和感なく取り付けが可能です。取り付け方法は“OGAWAND”オリジナルギミックである「ADC〈Adjustable Daisy Chain〉システム」が、活躍します。「フロントメッシュポケット四隅のテープ部分をバックパックのADCループに通してスナップボタンで留めるだけ」という、これ以上ないほど、シンプルで簡単な方法です。アタッチメントの類は、どうしてもこのあたりが複雑化しがちで、たるみやすく、見栄えもイマイチなものが多い印象ですが、このフロントポケットの取り付け時間は、およそ30秒、下部に荷物がたまりにくい設計で、まるで最初からそうだったかのような見た目になるのは、かなり嬉しいポイントです。(本家が作っているものなので、当然と言えば当然ですがw)山行のタイプや難易度、気分によって味変(あじへん)したり、登山中であっても簡単に取り付け、取り外しが可能ですので、状況に合わせた使い方をお試しください。
素材は保水性が少なく、乾きの早いナイロンメッシュの2枚構成で、「フロントメッシュポケット」のイメージ通りな、ラフな使い方が可能です。"OGAWAND"バックパックのサイドポケットと同様の網目(やや軽量)の「ノーマルメッシュ」版と、少し網目が大きな「ワイドメッシュ」版があります。バックパックとの統一感や、中身をあまりはっきり見せたくないなら「ノーマルメッシュ」を、ざっくりとしたウルトラライト(往年のガレージブランド)っぽい印象が好みなら「ワイドメッシュ」を選択いただければと思います。※2
自由に取り外し可能なフロントポケット
ADC-Front mesh Pocket
¥4,400〜(税込)
※1 スナップボタンは横方向には外れにくいですが、藪漕ぎや、細い尾根、岩場等でのすり抜けなどの引っ掛かりには十分ご注意ください。
※2 今後の状況でどちらかに統一するかもしれません。
Type・Color / 選択項目
・OWN、Acperience 用
・Goraon 用
メッシュタイプ:ノーマル、ワイド
Spec / 仕様
〈OWN、Acperience 用〉
W:26.0×H:39.0cm 重量:57g(64g)
〈Goraon 用〉
W:28.0×H:42.0cm 重量:64g(72g)
( )内はワイドメッシュタイプ重量
素材:ナイロン
Notice / ご注意
※ 写真のカラーはモニターによって、実物と異なって見える場合があります。